いつか、が、今だけだ、と、解る旅
今年も19日間という真夏の山旅が終了しました
登れた山は6座です
北海道から東北への移動続きのため、運転手のパートナー3300キロ走りぬきました(^^;)
なんとかどの山も天候に恵まれラッキーな制覇となりました
長い間の移動中、登山中も、色々な想いが巡りましたが、その間のSNSでの皆さんの投稿を拝見しながら「今の自分の立ち位置はどこ?」と考えていました
ところが、東北の鳥海山という有名な百名山を登山中に軽い熱中症にかかりながら山小屋にたどり着いた経験をしました
おそらく、今までの登山で辛かった経験ベスト3に入るかと思います(^^;)
なんせ、脚が上がらない!
この一歩が重くて重くて前に、上にいかない!
意識がふわっと遠のくようで、ふらつきます
左右を覗くと足を踏み外したら危険な箇所もありました
が、周りには誰もいないし、パートナーも同様な状況
「登るしかない。誰にも助けてもらえないし、迷惑もかけれない。」
「やり切るしか、他に選択肢はない」
「山小屋までいくしか今の自分の前はない」
と思いながら、長い稜線を歩きました
山小屋が見えて、あと少し、という最後の時に、かなり急で滑りやすい下りの箇所にたどり着きました
脚に腕に力を入れてしっかりと下らなくてはケガをしてしまう
となった途端、意識がピン!としっかりしたのです(笑)
もうろうと歩いている場合ではない!となった途端、にです
「しっかりしないと今がなくなる」という思考の波に乗れた瞬間だったように思います
それが、生きよう、とする自分の根底にある強さを思い起こさせたんだろうな。。と
あんなに辛かった稜線が夢のようでした
確かにその瞬間瞬間、あの辛さと闘っていた自分もいたんですけど
今この瞬間は「辛い、とか苦しい、とかそんなの関係ないわ」となっていたわけで
いつかたどり着く山頂、は、ずっとずっと向こう・・のような感覚が、ずっとずっとその辛さに輪をかけて更に辛くなってしまっていた自分がいたんだなぁ
とにかく、今、この瞬間の自分の脚の置き場一つで未来が変わるぜ~💦
と、向き合って真剣に下り、また、登り、
そして、目指していたひとまずの山小屋にたどり着けました!
一息ついて安堵しながらの夕陽鑑賞は、
「とにかく、ちゃんとここにこうして立っていて嬉しい」それが感想(笑)
美しすぎたその夕陽
歩いてきた長い稜線
意識を取り戻せた最後の急な下り
どの場面も、どの風景も、「その時その時、その瞬間、に良くも悪くも立ち向かった自分」
がいたからこその未来の風景でした
そして、山を登る、とは、そういう繰り返しなんですね
今がその時
命と向き合う
生きると向き合う その時 その瞬間を積み重ねるだけ
そして、また、今観える未来を思い描きながら、私は、私という唯一無二の肉体と魂を背負って、ここに立って生きています
天使も女神も龍も宇宙人も、そして、神ですらも、この私のインサイドに存在しています
それが今の私の立ち位置であり、全て
そして、本当に美しい日本の風景、自然に感謝です!
最後に、このようなスピリチュアルな旅にいつも連れ出してくれるパートナーにも感謝です!
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